中央・南アメリカ

「覚醒」前後の社会的混乱に乗じてメガコーポの傀儡国家「アズトラン」が誕生。アステカ帝国の後継を自称し、周辺諸国へ進出しようとしています。
一方、南米アマゾン川流域は「アマゾニア」と名を変え、ドラゴンと覚醒生物の支配する国となりました。
ゴーストカルテルと呼ばれる麻薬カルテルが強い影響力を持ち、また日本帝国の占領統治を受けていた国が多いことから、帝国の撤退後もヤクザが幅を利かせています。

アズトラン Aztlan

  • 首都:テノチティトラン(旧メキシコシティ)
  • 共通語:スペイン語、英語
  • 政治体制:連邦共和制

メキシコとその周辺諸国を前身とする、アズテクノロジーの傀儡国家です。古代アステカ帝国の後継を自称し多くの文化を復活させました。
極端な秘密主義を敷く世界で最も入国が困難な国の一つであり、国民の出国は事実上不可能となっています。
アステカ信仰に基づく生贄儀式やその血を使った鮮血魔法、スパー等のインプラント武器が合法化され、「戦士」の称号を得た重サイバーが我が物顔で街を歩く姿が見られます。
アズトランは企業法廷によるビジネス承認協定に署名していないため、アズテク以外のメガコーポは治外法権を保証されません。

沿革

2011年、VITASの蔓延によってメキシコ政府が崩壊し、麻薬カルテルのフロント企業(後のアズテクノロジー)の支援のもと暫定政府が発足します。
2015年には世界初のマトリックスによる選挙を実施し、アステカ帝国の復活を掲げたアズタラン党が勝利。国名も「アズトラン」に変更されました。
以降はアズテクノロジーの傀儡国家として国力と軍備を増強し、中米諸国を併合しながら版図の拡大を続けています。
2074年にはアマゾニアとの戦争に勝利し、旧コロンビアの都市ポゴダを占領しました。

ユカタン半島

ユカタン半島は50年代から反政府勢力の拠点になっており、アズトラン軍による激しい殲滅戦が繰り返されてきました。
2062年、複数の災害と大量の汚染精霊によって治安部隊が壊滅。以降は汚染された大地がアズトランの進出を拒み続けています。

アマゾニア Amazonia

  • 首都:マナウス
  • 共通語:不明
  • 政治体制:不明

ブラジルとベネズエラにまたがる広大な地域を支配する覚醒国家です。グレートドラゴン「ヒュアルパ」を頂点に、シャーマンや知性を持つ覚醒生物が人類を統治しています。
国土の大半を占める熱帯雨林を聖域と崇め、自然保護のためなら暴力や迫害も厭いません。
またアズトランと同じく企業法廷とのビジネス承認協定に署名せず、メガコーポの治外法権を認めていません。

沿革

2034年、ヒュアルパと2匹のグレートドラゴンが軍隊を率いてブラジルに侵攻。同国政府は為す術なく降伏し、覚醒国家アマゾニアへと姿を変えました。
2049年にはベネズエラとコロンビアの東半分を占領しますが、これによりアズトランと国境が隣接。2073年にはアマゾニア戦争と呼ばれる戦争に発展します。
この戦争により旧コロンビアの首都ポゴダを失い、グレートドラゴンのシルルグが戦死しました。

カラカス Caracas

  • 共通語:スペイン語、英語、ポルトガル語

アマゾニアの侵略を免れたベネズエラ最後の都市です。周辺地域から戦争難民が押し寄せ貧困に喘いでいます。
自治政府はメガコーポカルテルに支配され汚職が横行し、社会インフラも壊滅状態にあります。
遺伝子操作や身体改造に関する規制が緩く、多くのメガコーポが施設を構えて人体実験や海賊版クリッターの研究に精を出しています。

カリブ同盟 Caribbean League

  • 首都:ハバナ
  • 共通語:様々
  • 政治体制:様々

キューバを中心としたカリブ諸島の連合体です。
VITASの流行によって若年人口が激減した経緯があり、オークやトロールに対しても非常に寛容です。
ブードゥー魔法の本場であり、死者の蘇生に成功した魔法使いには政府から報酬金が支払われます。

沿革

2014年にキューバのカストロ体制が崩壊し、新共産主義を掲げる政権が誕生。
メガコーポによる一方的な支配を防ぐべく、2022年にカリブ同盟を結成しました。

その他の国々


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