その他地域

南極 Antarctica

南極はオリハルコンをはじめとした地下資源の宝庫です。
「覚醒」によってより過酷さを増した氷の大地に、複数の国家・企業が開発に乗り出しています。
主にアレスイーヴォ、日系メガコーポが自国政府の協力のもとで研究を行っている他、ゼーダー・クルップ社も独自に施設を構えています。
廃棄された施設に住み着いた不法居住者や一攫千金を夢見る探検家も少なくありません。

近年、高解像度レーダーによってベントレー地溝の底に謎の「都市」の影が発見されました。

沿革

2006年の南極条約撤廃を機に企業による開発ラッシュが始まりましたが、エコテロリストの攻撃や「覚醒」による環境の激化で計画は中断。
しかし「彗星の年」を境に良質のオリハルコン鉱脈が相次いで発見され、二度目の開発ブームが起こりました。

南極のマナ

南極大陸はマナの活動が極めて不規則な地域です。
魔法は予測不可能な挙動を示し、オーロラの満ち欠けによって巨大なマナ・フレアが発生します。
この性質を利用した魔法使いの犯罪者を収監する刑務所も建てられています。

主要施設

展開


宇宙 Space

メガコーポを中心に開発が進められており、地球や月の軌道上にいくつもの有人施設が建造されています。
クラッシュ1.0および2.0で多くの宇宙施設が人的・物的損害をこうむりましたが、開発速度はむしろ加速傾向にあります。

アクセス

宇宙船、スペースプレーン
宇宙船を用いた従来の移動手段です。輸送費は1キログラムあたり約1000新円となっています。

打ち上げ施設

マスドライバー
キリマンジェロ山にある企業法廷所有のマスドライバーです。
宇宙船の打ち上げよりも遥かに低コストですが、加速度の問題から生物や精密品は搭載できません。
軌道エレベーター
企業法廷所有。2074年に運用が開始されたばかりです。
通常貨物は数日、生物であれば一週間程度の輸送時間がかかります。

地球低軌道

約50の有人施設が稼働しています。
チューリッヒ・オービタル宇宙ステーション(企業法廷)
かつての宇宙ステーション「フリーダム」です。企業法廷の本部とチューリッヒ・オービタル軌道銀行が設置されています。
アポロステーション(アレス・スペース)
世界で初めてメガコーポによって建造・運用された宇宙ステーションです。
現在は貨物・中継基地として利用され、余剰施設をミツハマなどの他企業に貸し出しています。
ヒンメルスシメーデ軌道工場(ゼーダー・クルップ)
S-K傘下のオービタル・ダイナミクス社が運営する、同社最大の軌道上工場です。
低重力環境を利用したナノテクノロジー製品の他、軌道エレベータ―建造用の特殊車両などが製造されています。
芝小路フリーフォールリゾート(イーヴォ・コーポレーション)
ナノテクやアンチエイジング医療の研究施設で、リゾート施設としても開放されています。
アポロステーションより週2回定期便が出港しており、イーヴォの発行する医療証明書とパスポート、通信・戦闘用のサイバーウェアのチェックが必要です。

静止軌道

イカルス・ステーション(アレス・スペース)
資材の保管や製造工場として運用されています。
シルバー・ピナクル(トランスオービタル)
「ステーションハウス」の通称で知られています。メガコーポに属さない独立企業が運用しており、航空宇宙分野に弱い企業の宇宙資産の打ち上げ・管理業務を担っています。
CASイギリス、イスラエルなどのスパイ衛星を管理しているという噂があります。
エコー・ステーション(独立)
いずれの勢力にも属さないフリーポートです。クラッシュ1.0により放棄されたステーションを独立事業者(宇宙ゴミ回収業者、個人研究家など)が勝手に運用しています。
法的な所有権を引き継いだネオネットが立ち退きを求めて企業法廷で係争中です。

地球-月ラグランジュポイント

L-1/トレッフプンクト・ラウムバッフェン(プロテウスAG)
プロテウスAG社が秘密裏に建造していたステーションです。2062年の稼働開始後は様々な企業に研究区画を貸し出しています。
無重力下における各種研究の他、様々な非合法実験を行っているとの噂があります。
L-2/ダークサイド・ジャンクション''(ネオネット)
月の裏側のL2に位置するステーションで、フチ・オービタル社が2050年代に建造を開始しました。
フチの倒産後はネオネットに引き継がれ、同社の宇宙活動の主力として研究製造、外宇宙探査などの事業を一手に引き受けています。
L-3/ネルヴァ(ネオネット)
2020年代まで宇宙開発をリードしていたメガコーポ「ハリスM3社」が建造したステーションです。
クラッシュ1.0により全クルーが死亡し、ハリスの倒産によってフチネオネットと所有権が点々としましたが、表向きは放置されたままです。
L-4/ダイダロス(アレス・スペース)
第六世界最大の宇宙施設で、アレスの様々な極秘研究や、宇宙環境での魔法訓練に利用されています。
切り離し可能な居住施設「エデン」を備えており、宇宙環境に適応した植物によりわずかながらマナが維持されています。
L-5/エンジェルステーション「ジャンクヤード」(イーヴォ)
ハリス社の所有していたステーションの一つで、クラッシュ1.0でクルーが全滅し、長らく放置されていました。
近年になってイーヴォによって再稼働し、宇宙ゴミの回収・リサイクル施設として運用されています。

アルテミス月面アーコロジー(アレス・スペース)
最大150人を収容可能な月面基地で、アポロ11号の着陸地点近くに建設されています。
基本的には研究施設ですが、小規模な採掘設備も備えています。
フェルンザイト月面基地(ゼーダー・クルップ)
月の極地にある採掘施設です。正式名称は「ジークムント・イェーン月面基地」ですが、「遠隔地」を意味するフェルンザイトの方がよく使われます。
ドローンによって月中で採掘された鉱物資源、テレスマなどが集積されています。
オリンピア月面基地(ネオネット)
完全稼働を開始したばかりの月面基地です。

火星

ガガーリン火星基地(イーヴォ)
マリネリス渓谷の東端に位置する火星唯一の恒久基地です。施設の大半は地下に作られ、埋蔵する氷を利用して完全な自給自足を実現しています。
(地球のような)マナスフィアの発生に十分な生態環境が整っており、地球外の魔法の研究が行われているとの噂もあります。
極地環境に対応するため多くの作業員が身体改造を施されていましたが、これによりCFD罹患者が続出。
彼らは「モナド」と呼ばれ、イーヴォの研究開発の一翼を担うようになりました。
衛星ダイモスに建造された深宇宙探査基地です。高度に自動化されており、少人数のクルーにより運用が可能となっています。
ガガーリン基地での「事件」の数カ月後、同じように通信が途絶する事態が発生。
現在は制御を回復していますが、アレス上層部はCFD発症のリスクからプロジェクトの中止を検討しています。

深宇宙

太陽と地球のL3ラグランジュポイントに存在するステーションです。
表向きは宇宙船建造施設となっていますが、その運用目的は厳重に秘匿されています。
ハレー彗星
約75年周期で地球に接近する彗星です。「覚醒」後はじめて再接近した2061年は「彗星の年」と呼ばれ、政変や天変地異、魔法的なイベントが多発しました。
(SURGEの発生、シェディムやグレートドラゴン「ゴーストウォーカー」の出現、オリハルコン鉱床の発見など)
実際に2061年には地球のマナスフィアが異常な活動を示していますが、これが彗星自体の影響なのか、彗星が人々に呼び起こした感情によるものなのかは未だに見解が分かれています。

その他

出典

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