「アストラル界」とは、物質世界(現実世界)の裏側にある非物質的な世界です。
マナと呼ばれる魔力の源に満ちており、第六世界で起こる全ての魔法的な事象の大元とも言えます。
通常の人類には知覚できず、魔法使いのような一部の覚醒者だけがその姿を垣間見ることが出来ます。
マナと呼ばれる魔力の源に満ちており、第六世界で起こる全ての魔法的な事象の大元とも言えます。
通常の人類には知覚できず、魔法使いのような一部の覚醒者だけがその姿を垣間見ることが出来ます。
アストラル界は膨大なマナで満ちており、現実世界の「影」が色鮮やかに映し出されています。
呪文を使えばマナの揺らぎで波形(霊紋)が生まれ、現実世界の環境の変化によって歪みや淀み(背景放射)が生じます。
呪文を使えばマナの揺らぎで波形(霊紋)が生まれ、現実世界の環境の変化によって歪みや淀み(背景放射)が生じます。
現実世界に突如現れては消える、アストラル的な構造物です。しばしば実体を持ち、実際に触れたり歩きまわったりすることも可能です。
山や湖などの自然地形であったり、建造物であったり様々ですが、なんらかの歴史的イベントに関わる構造物が多いようです。
山や湖などの自然地形であったり、建造物であったり様々ですが、なんらかの歴史的イベントに関わる構造物が多いようです。
アストラル体は物理存在を透過できますが、地中に侵入することはできません。地球自体が一個の巨大なアストラル体だからです。
逆に地球のマナが及ばない成層圏外に出ると、魔力的な虚無に晒されたアストラル体は即座に死亡します。
逆に地球のマナが及ばない成層圏外に出ると、魔力的な虚無に晒されたアストラル体は即座に死亡します。
メイジのスティーブンは依頼人に不信感を抱いた。一見冴えない優男だが、どうも怪しい。
<霊視>判定で依頼人のオーラを分析した結果、全身にサイバーウェアをインプラントしているのが分かった。
だがこの行動は悪手だった。相手もこちらが<霊視>で自分を見ているのに気づき、オーラがみるみる不機嫌な色に染まっていく…。
スティーブンは魔術的な痕跡を探るため、知覚をアストラルに切り替えた。
睨んだ通り、なんらかの霊紋が残されている。彼は<霊視>判定によってそれを分析することとした。
高ヒットにより、その霊紋が《魔力破》の使用によって生じたものだと分かる。また呪文が発動してからそれほど時間が経っておらず、術者とのアストラル・リンクが残ったままだ。
スティーヴンは更なる<霊視>によってこのリンクを辿り、犯人の追跡を試みることができる。
ターゲットのギャングは下水道に逃げ込んだようだ。相手に魔法使いがいないのは調べがついていたので、スティーブンがアストラル投射で偵察を行う。
彼はアストラル体となって下水を駆け巡り、わずか数十秒でターゲットを見つけ出した。が、ここで悪い予感が当たった。下水道に棲むグールに発見されてしまったのだ。
グールは二元生物なのでアストラル体を攻撃できる。逆にこちらも応戦可能だが、騒げばターゲットに気づかれてしまうだろう。
スティーブンはなんとかこの場を切り抜けて元の肉体に戻ろうと試みる。
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